(※写真はイメージです/PIXTA)

親をサポートするのは、子どもの責任――。そう思って親の生活のあれこれについて心配・援助する子ども世代は多いかもしれません。しかし「どこまでサポートするか」を見極めないと、自分の人生を見失う可能性も…。ある女性会社員の例から考察します。

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生活のほとんどが「母のお世話」だった女性

「学生の頃からずっと、生活の大半は家事と母の介護。でも、ようやく母を見送ったあと、今度はひとり残された父の世話を迫られて…」

 

そういってうつむくのは、都内の中堅企業に勤務する鈴木春香さん(仮名)です。

 

「母はもともと持病があり、私が中学生になるころには入退院を繰り返すようになりました。私も小学校のうちからキッチンに立ち、掃除洗濯を一手に引き受けるなど、家事のサポートをしていました」

 

春香さんは、学生時代から母親の代わりに主婦的な業務をすべてこなし、大学卒業後、会社員として勤務するようになってからも同様のサポートを続けてきました。父親は自営業で不在がちのため、自分の時間はほとんどなかったといいます。

 

「実は、本当につらかったのは子ども時代ではなく、大学入学から会社に就職してしばらくの間でした。周囲の友人たちは学生生活や恋愛を目いっぱい楽しんで、その後は早々に結婚していく子も…。心底うらやましかったですが、私にはきょうだいがいませんから、自分が家族を支えるしかありませんでした」

 

大学生から新社会人となり、多くの人が自由を謳歌する時期に、春香さんは母親の介護と仕事に追われます。

 

「父は自営業のため、多忙なうえ収入が不安定。そのため、私も自分のお給料を家計に入れて支えていたのです」

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