(※写真はイメージです/PIXTA)

定年後の「スローライフ」に憧れ、地方移住を選ぶ高齢者が増えています。自然に囲まれた暮らしや物価の安さなどが魅力とされる一方で、交通・医療・人間関係など、移住先での生活環境が合わずに後悔するケースも少なくありません。老後の安心を求めたはずの移住が、思わぬ孤立や負担を招くこともあるのです。

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    老後の生活は「安心して暮らせる場所」で

    老後の移住は、住宅費の削減や生活費の節約という経済的メリットが強調されがちですが、実際には環境変化に伴う支出が増え、結果として資産を減らしてしまうケースも少なくありません。

     

    結局、佐野さん夫婦は3年で元の地域に戻ることを決断しました。家は売却に出し、子どもたちの近くにある賃貸マンションに引っ越しました。

     

    「戻ってきてから、ようやく老後の安心を感じられるようになりました。田舎暮らしが悪いわけじゃない。でも、私たちには合っていなかった。それを受け入れるのにも時間がかかりました」

     

    そう語る義一さんの言葉には、苦い経験を経たからこその重みがにじんでいます。

     

    田舎暮らしには、自然に囲まれたゆとりある生活や、地域の温かなつながりといった魅力があります。一方で、生活インフラや医療体制、近所づきあいの文化、そして金銭的なコストにも目を向ける必要があります。

     

    老後の生活は、「のんびり過ごす場所」以上に、「安心して暮らせる場所」であることが大切です。移住を検討する際には、一時の理想や憧れだけで判断せず、生活設計や老後資金とのバランスを踏まえて慎重に判断することが求められます。

     

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