ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【基本編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
『富裕層が知っておきたい世界の税制【カリブ海、欧州編】』
矢内一好 (著)+ゴールドオンライン (編集)
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【実践編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
「全部自分でやらなきゃ、と思っていたけれど…」
真理さんも、かつて介護休業制度の利用を検討しました。
「でも、当時勤めていた会社では前例がなく、『ほかの社員の負担になる』とやんわり止められてしまいました」
結局、制度を使わずに退職を選びましたが、その後訪問介護の回数を増やし、生活の一部を外部に委ねることの重要性に気づきました。
「全部自分でやらなきゃ、と思っていたけれど、サービスを利用すると心の余裕が生まれるんです。もっと早く頼ればよかった」
現在は、週に数回のデイサービスに加え、自治体の「家事援助サービス」で掃除や洗濯を依頼。夜間の見守りが必要な日は、民間の訪問介護を短時間だけ利用しています。
「お金はかかりますが、倒れてしまったら元も子もない。少しずつでも働きに出られるよう準備していきたいです」
制度の存在を知るだけでなく、事前に職場や家族と介護の可能性について話し合っておくことが重要です。地域包括支援センターなど、身近な相談窓口を活用すれば、制度やサービスの情報をまとめて得ることも可能です。
真理さんはこう話します。
「介護は“突然”始まります。自分には関係ないと思っていたら、ある日いきなり生活が変わる。だからこそ、元気なうちから備えてほしいです」
介護と仕事、そして自分自身の生活——そのすべてを守るための準備は、誰にとっても他人事ではありません。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
