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定年後、どのくらいお金が必要か?
「定年後、お金が足りるか心配……」。定年後のお金に不安を抱く人は多いのではないでしょうか。その不安の原因は、定年後のお金の動きが見えないから。そのため、漠然と不安を感じてしまうのです。
定年後のお金の不安を解消するには、定年後の収支(入るお金と出るお金)をあらかじめ把握しておくことがなによりも大切です。まずは定年後に「入るお金」と「出るお金」がどのくらいになるのか、大まかな全体像を掴みましょう。
定年後の収支は、大きく図表1のように分類できます。定年後の生活に向けて大切なのは、この先の収入と支出を客観的に把握し、「入」よりも「出」が多くなりすぎないように収支のバランスを保つこと。「入」が少なくても、「出」を抑え、収入の範囲で生活をやりくりすれば、さほど心配ありません。
定年後に「出る」お金
定年後に「出るお金」は、図表2のように(1)基本生活費・その他の支出、(2)ライフイベント費、(3)介護費の3つで考えます。
(1)には、食費や住居費の他、日常の医療費や趣味に使うお金なども含まれます。(2)のライフイベント費は、60〜70代前半に多い大きなライフイベント(詳細は下コラム「定年後、どんなライフイベントがある?」参照)に備えるお金。つい日々の生活費に目がいきがちですが、この支出も少なくないので、予算化しておきます。(3)の介護費は個人差が大きい費目ではありますが、1人500万円ほど準備しておくと安心です。
定年後、どんなライフイベントがある?
定年後は、意外とライフイベントが集中する時期。特に、子どもがいる場合は結婚費用の援助や住宅資金援助なども考えられます。
*結婚費用/結婚情報誌『ゼクシィ』(リクルート発行「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」)、住宅リフォーム/一般社団法人住宅リフォーム推進協議会「2024年度住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)に関する実態調査」、家族旅行/日本交通公社「旅行年報2024」より



