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長男夫婦に一泡吹かせたい
今回の一件で、長男夫婦に失望したAさん。このままでは、自分の亡きあと、強欲な長男夫婦の思うつぼだと策略を考えます。
長男夫婦には、しばらく検討させてほしいと話し、時間を稼ぎました。その間、Aさんは積極的に「ラス婚」を進めていきます。ラス婚とは、人生最後の婚活のことです。あらゆる伝手や、結婚相談所などを頼り、結果としてAさんは人生最後のパートナーを探しました。そして意外にもすんなりと、最後まで慣れ親しんだ土地で、ともに楽しく生活してくれる人をみつけることができたのです。
Aさんは再婚しました。なにも事情を知らない次男のこともあるので、公正証書遺言を作成。後日、奥の手を知った長男夫婦がどのような面持ちでいたかは容易に想像できるかもしれません。
親が子に無償の介護を期待し、子が親の遺産を当てにする。そんな旧来の「当たり前」が崩壊したのが現代です。Aさんのように、介護負担を特定の家族に強いる価値観も、子の強欲も、ともに争いの火種となります。大切なのは、誰かの犠牲に頼るのではなく、自身の資産で望む老後を設計し、家族を大切に思うのなら、自身の意思を理解してもらえるよう、長い時間をかけてコミュニケーションをとること――。それが、現代における賢明な防衛策ではないでしょうか。
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三藤 桂子
社会保険労務士法人エニシアFP
代表
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