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想像を絶するインフレ下での「値動きの早さ」
従来であれば、成約事例を見てその物件が割高か割安かは判断できていました。しかし、インフレ局面においては、想像を超えて値動きが早くなっております。現実的な例でいっても、1月に1億円で買ったマンションが年末には1億6,000万円になっていたことがあります。
私たち専門家は1年スパンといったレベルで価格がどのように動くかの予想を立てることもありますが、予想を超えたスピードで価格が上がることも多々あります。
実際にあったケースとしても、1億8,000万円で購入契約を結んだマンションが、2か月後の引き渡し時には2億3,000万円という相場になり、さらに5か月後には3億2,000万円になっていたこともありました。
これほど極端な例は少ないにしても、成約事例から見て適正価格を判断しようとするのは難しくなっています。3か月前の販売価格から比べようとすれば、ほとんどすべての物件が割高になる可能性もあります。
こうした状況のなかで、割安物件を探すことに執着していれば、一生、マンションを買えないことにもなりかねません。だからこそ、成約事例は参考程度とお考えください。成約事例から見れば割高のように感じられても、数年後に振り返れば割安だったことになる場合は多いものです。だとすれば、それが適正価格だということです。
“昨日の割高は今日の割安”という考え方をしておくのが良いのではないかと思います。
稲垣 慶州
株式会社KIZUNA FACTORY
代表取締役
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