現金売上の商売にはつきもの・・・税務署の「現況調査」とは?

今回は、現金売上の商売にはつきものといえる、税務署の「現況調査」を受けた事例を見ていきます。※本連載では、税理士法人鳥山会計代表・鳥山昌則氏の著書、『マル秘・実録 税務署との交渉術』(現代書林)の中から一部を抜粋し、節税・相続対策・不動産投資などに関する、税務署との交渉・対応術を具体例を用いて紹介します。

調査対象になるのは不思議ともいえる女性経営者だが・・・

とてもきちんとした女性経営者で、調査対象になること自体不思議でした。若手の男性調査官が訪れ、仕事の内容を熱心に聞いていきました。1日でなるべく終了させてほしいというところ、結局あと3時間、鳥山会計の応接室で書類調査となり、申告是認で終了しました。私も初日、午前中に立ち会いましたが、後は当事務所の女性担当者がほぼ対応して終了しました。

 

調査選定は、統括官が行うことになっているようですが、調査先の会社をよく調べてこないと、「さらに行ってこい」となるので、若い調査官はなお時間がかかるようです。協力できることは協力するから早く終了してほしいというのも納税者の切なる願い、会計事務所としてはプロとして調整役として、役割をうまくこなすべきです。

 

2日目は、当事務所で行うことで納税者に喜ばれました。当事務所の女性担当者もお客様と一体感が持て、良い経験になったようです。

「現況調査」にはあわてずに担当官の名前と部門をメモ

現金売上がある商売は、急に来る「現況調査」があります。あわてずに担当官の名前と部門をメモして、その場は帰っていただき、後日調査に応じるようにしましょう。

 

あまりにしつこいときは、鳥山の携帯(※書籍参照)へ、その場から連絡してください。キッパリと代わりに言ってあげます。

 

なお、現金出納帳と実際の現金を合わせておくことをお忘れなく(昨日までの分)。

税理士法人とりやま財産経営 代表 税理士 行政書士 宅地宅建取引士
相続不動産アドバイザー 不動産投資コンサルタント 調理師

1959年2月、福井県勝山市に生まれる。79年、福井県立短期大学経営学科を卒業し、すぐに上京、お蕎麦屋さんで住み込みのアルバイトをしながら専門学校に通い、22歳で税理士5科目(簿記論、財務諸表論、法人税法、所得税法、相続税法)合格。27歳で税理士登録、現在、税理士法人とりやま財産経営代表。実践経営者・税理士として多くの中小零細企業の経営と税務の応援を行い、鋭い指摘と親身な指導には定評がある。賃貸不動産多数棟所有。自社管理によるノウハウと節税により、不動産専門税理士としての地位を不動のものにしている。

著者紹介

連載「闘う税理士」が伝授する税務署との交渉術

マル秘・実録 税務署との交渉術

マル秘・実録 税務署との交渉術

鳥山 昌則

現代書林

著者は「闘う税理士」として知られています。闘う相手は誰か? もちろん、税務署です。 闘うといっても、税務署を相手に子どもじみたケンカをする訳ではありません。事実認定をしっかり主張し、税務署に認めてもらうための交渉…

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