子や孫との距離感は人それぞれ…周囲と比較しないことが大切
孫が生まれたことに舞い上がる人は少なくありません。孫に夢中になるがあまり頻繁に会いたがったり、高価なおもちゃや服を次々と買い与えたりして、時には子どもとの間で距離感のズレや経済的負担が生まれることがあります。
一方で、貴子さんのように“孫フィーバー”とは程遠い人もいます。ただそれは、孫が可愛くないわけではなく、自分の人生を大切にしながら家族と良好な関係を築こうとする、現代的な価値観と言えるでしょう。よって、「自分は冷たいのだろうか」と悩む必要はありません。
経済的な負担についても同様です。実際に貴子さんは、夫と一緒にファイナンシャルプランナーに相談し、老後資金の見通しを立てたうえで、無理のない範囲で孫との交流を続けることにしました。進学費用などの大きな援助はできないかもしれませんが、それ以上に「自分たちの生活を守ること」が最優先です。
これからは医療費や介護費用の増大も視野に入れ、無理なく、時には断る勇気も持ちながら、息子夫婦や孫との距離感を大切にしていくつもりです。
孫が可愛いのは当たり前。ですが、それに振り回されず、自分の時間や経済的安心を優先することも、賢い人生設計のひとつです。周囲と比較せず、自分らしい距離感を保ちながら、家族との穏やかな関係を築いていくことが大切です。
新井智美
トータルマネーコンサルタント
CFP®
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