6月10日の日経平均株価は、米ハイテク株高や円安を材料に半導体関連銘柄主導で上昇、上げ幅は一時400円を超えました。しかし、この日の午後公表された台湾TSMCの5月の月次売上高が前月比約8%の減少となったことを受け、先行して上げていた半導体関連株に利益確定の売りが集中。指数は急激に上げ幅を縮小させ、前日比122.94円高の38,211.51円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが133銘柄、値下がりが87銘柄、変わらずが5銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、コナミ〈9766〉、信越化学工業〈4063〉、第一三共〈4568〉、ダイキン工業〈6367〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、東京エレクトロン〈8035〉、中外製薬〈4519〉、フジクラ〈5803〉、ソニー〈6758〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億9,000万株、売買代金は4兆661.43億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、海運業、精密機器、鉱業、医薬品、化学などが上昇した一方、保険業、倉庫・運輸関連業、銀行業、非鉄金属、パルプ・紙などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位が双葉電子工業〈6986〉で+76円(+11.31%)の748円、2位が住友ファーマ〈4506〉で+73円(+8.78%)の904円、3位がGMOインターネット〈4784〉で+223円(+8.54%)の2,835円となりました。
一方、下落率は、1位がファーマフーズ〈2929〉で-48円(-4.86%)の940円、2位がフルヤ金属〈7826〉で-119円(-4.50%)の2,523円、3位がYTL〈1773〉で-3円(-4.29%)の67円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは65銘柄、年初来安値を更新したのは3銘柄でした。
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