これは全部俺の金だぞ!…「資産7,200万円」「年金月20万円」潤沢な口座残高を支えに生きる75歳・元エリート会社員が激怒。気づけばたった1人「孤独すぎる老後」に後悔の涙

これは全部俺の金だぞ!…「資産7,200万円」「年金月20万円」潤沢な口座残高を支えに生きる75歳・元エリート会社員が激怒。気づけばたった1人「孤独すぎる老後」に後悔の涙

「うちの親、年を取ってから疑い深くなって、頑固になってきてさ。こっちの言うことを、まともに聞いてくれないんだよね……」。こうした悩みの声を耳にすることは少なくありません。その背景にはさまざまな事情があり、ときには家族の関係に深刻な亀裂を生むこともあります。今回は、75歳・年金暮らしの元エリート会社員の事例を通して、その実情を詳しく見ていきましょう。

年齢を重ねると猜疑心が強まる?

「俺の財産を奪いに来ているんじゃないか」
「優しくされると、裏があるように感じる」

 

高齢者がこうした感情を持つことは珍しくないといいます。年齢を重ねると、身体だけでなく脳の働きや感情の制御も変化します。その結果、ちょっとした一言にも過敏に反応したり、人の善意を素直に受け取れなくなったりするのです。

 

また、老後は「喪失の時期」でもあります。長年連れ添った配偶者を失い、職場を離れ、社会的な役割も減っていく。そんな中で、手元にあるお金だけが、かろうじて自分を支えてくれる存在に。その結果、お金に執着するようになり、「この財産だけは守らなければ」……それが猜疑心という形で表れるのです。

 

さらに、Aさんのように、エリート会社員だったという場合、「自分の判断こそ正しい」「誰にも頼らずに生きてきた」とプライドが高いことも少なくありません。老いによる判断力の衰えや、子どもからの心配が、あたかも自分の能力や尊厳を疑われているように感じられてしまうといいます。

 

認知症の症状である可能性も…子ども側がケアするべきこと

高齢者の詐欺被害が増える中、「誰も信用できない」という気持ちが強くなるのは、ある意味自然であり、必要な防衛反応なのかもしれません。けれど、その結果、大切な人とのつながりまで失ってしまうとしたら本末転倒です。

 

一方で、年を重ねて猜疑心が強まった親に対して、子ども側がケアすべきこともあります。というのも、高齢の親が金銭の話などに過敏に反応したときには、そこに認知症の初期症状が隠れている可能性もあるからです。

 

前述の通り、猜疑心や被害妄想は脳の変化によって起こることもあるため、子ども側は病気の可能性についても考え、場合によっては検査などを勧めることも必要です。

 

財産を守ることに気を取られすぎたAさんは、気づけば本当に守るべき家族との信頼や絆を失っていました。老後において何を大切にすべきか、改めて考えさせられます。

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

 

注目のセミナー情報

​​​【減価償却】7月23日(水)開催
<節税対策にお悩みの経営者へ>
AI時代到来の今、必見!
即時償却による節税効果と事業収益が得られる「GPUサーバー」活用術

 

​​​​【国内不動産】7月23日(水)開催
Airbnb公式パートナーが教える
初期費用300万円で始める!「利益率40%超」の民泊ビジネス完全攻略セミナー
超優良物件を抽出できる「自動化データ民泊システム」の秘密

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録