怒りに震えるも…「もっと彼らにできることがあったのではないか?」
その状況に対して、私が忙しさにかまけて十分な相談相手になれなかったことで、孤立を深め、その反動から私に牙をむくようになってしまった。そこは社長である私にも責任の一端はあります。
もちろん彼らの起こした一連の不正や謀反は非難すべきですが、いったん自分に矢印を向けて考えてみると、「もっと彼らに対してできることがあったのではないか?」と思い当たる点はたくさんあります。しかし、当時の私には冷静に振り返る余裕はまったくなく、ただただ怒りに震えるしかありませんでした。
それに、一気に15人が抜けてマンパワーがガタ落ちしただけでなく、反対勢力のドライバーたちがこの時点で数人、社内に残っていたのです。闘いはまだ終わったわけではありません。
この先、どうやって会社を立て直していけばいいのか? それともこのまま経営破綻に陥り、自分はまたしても転落の人生を歩んでしまうのか? ─―怒りと不安が入り混じった感情に胸を締め付けられながら、ただいたずらに時間だけが過ぎていくのでした。
荒牧 敬雄
Gライン株式会社 代表取締役
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