怒りに震えるも…「もっと彼らにできることがあったのではないか?」
その状況に対して、私が忙しさにかまけて十分な相談相手になれなかったことで、孤立を深め、その反動から私に牙をむくようになってしまった。そこは社長である私にも責任の一端はあります。
もちろん彼らの起こした一連の不正や謀反は非難すべきですが、いったん自分に矢印を向けて考えてみると、「もっと彼らに対してできることがあったのではないか?」と思い当たる点はたくさんあります。しかし、当時の私には冷静に振り返る余裕はまったくなく、ただただ怒りに震えるしかありませんでした。
それに、一気に15人が抜けてマンパワーがガタ落ちしただけでなく、反対勢力のドライバーたちがこの時点で数人、社内に残っていたのです。闘いはまだ終わったわけではありません。
この先、どうやって会社を立て直していけばいいのか? それともこのまま経営破綻に陥り、自分はまたしても転落の人生を歩んでしまうのか? ─―怒りと不安が入り混じった感情に胸を締め付けられながら、ただいたずらに時間だけが過ぎていくのでした。
荒牧 敬雄
Gライン株式会社 代表取締役
注目のセミナー情報
【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション
【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
