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世界を変える企業ではなく持続的な企業
投資をしようと思っている人は、たいてい最初にこんなことを考える。「この企業、この産業は、いったいどれほど世の中を変えるだろうか」―これは基本的にまちがった考え方だとバフェットはみている。
みんなに求められている(あるいはほしがられている)製品には、世界全体や世界の一部を多少は変える力があるかもしれないが、大事なのはそういうことではなく、その企業が持続的な競争優位をもっているかどうかであり、それを見極めることなのだ。
米国の大手自動車メーカーに戦いを挑んで短期間で破れたデロリアン・モーターズの株を買うよりも、世界を変えようなどと思わずにキャンディーを売りつづけ、競争優位を保ちつづけるシーズ・キャンディーズの株を買うほうがいい。シーズにはお城を守る堀のような競争優位性があるが、デロリアンにはなかった―そして、消えていった。
ポイント
要塞のような企業を探そう。同業他社を大きく引き離している企業を見つけよう。
高い授業料を払った掘り出し物
バフェットも最初から特権(フランチャイズ)企業の重要性を把握していたわけではなかった。初めのころは「掘り出し物」に的を絞り、結局、下手な買物をしてしまったケースもある。
農機具メーカー、中堅デパート、ニューイングランドの繊維工場。そうした企業の割安株を買い、高い授業料を払ったことがある。失敗の原因は、それらのどれもが頑丈な城壁や深い堀をもっていなかったことだった。
1965年、バフェットはシャツなどを製造していたニューイングランドの繊維メーカー、バークシャー・ハサウェイの経営権を獲得し、繊維事業とは別に投資事業を育てていった。
そして20年後、バフェットはバークシャー・ハサウェイの繊維事業の将来に見切りをつけ、赤字つづきの繊維事業を閉鎖した。海外の安い労働力に押され、持続的競争優位を失い、未来を保証する堀もなかった繊維事業を廃止し、投資事業に絞ったのは、当然の成り行きだった。
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