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10分単位ではなく、10年単位で考えろとバフェットは言う。もし10年もちつづける覚悟がないなら買わないことだ。
株式市場は気長な人へおカネが移る「リロケーション・センター」
ウォーレン・バフェットが初めて株を買ったのは、11歳のときだった。シティーズ・サービスという会社の優先株を1株38ドルで3株買い、ほどなく株価が40ドルになったときに、それを売って、正味で5ドルの儲けを手に入れた。だが、その株は数年後には1株202ドルになった。バフェットは子供のときに、投資には忍耐が必要だという教訓を学んだのだ。
バフェットは「デイ(1日)トレーダー」ではない。いわば10年単位で取引する「ディケイド(10年)トレーダー」だ。バフェットの投資哲学の基本は、忍耐と長期見通し。それが「ゆっくりとお金持ちになる道」であることを、彼は見事に証明している。
デイトレーダーは株式市場の揺れ(スイング)を利用するので、スイングトレーダーとも呼ばれ、1日から数日、長くても数週間で手持ち株を手放す。バフェットは何年も、何十年も、株をもちつづける。バフェットは株式市場を、短気な人から気長な人におカネが移る場所という意味で「リロケーション・センター」と呼んでいる。どちらの戦略が理屈に合っているだろう。100万ドルを10億ドルに変えたデイトレーダーが、これまで何人いただろうか?
忍耐は長期的に株式市場でより大きな利益を手に入れる武器だ。バフェットの忍耐心を身につけよう。
短期売買する者を嫌い、長期保有する者に優しい市場がある。1970年代と1980年代の株式市場は、企業の評価が下がり、株価の動きももたついていた。バフェットはそうした市場をじっくりと見守った。一方、その時期に短期売買を繰り返した投資家は多くの時間と資金を浪費し、その結果1990年代に訪れた大きな投資チャンスを摑つかむことができなかった。
自分が逃した投資チャンスのことを話す人はあまりいないが、バフェットは自分のヘマについてもきちんと語る。そして必ずと言っていいほど、「株を買ったら継続保有」することが大事なのだと念を押す。バリュー投資で成功するには忍耐が必要なのだ。
バフェットでも我慢ができなかったときに大損している
バフェットは忍耐心を切らせたときに大損している。1966年にせっかく大量のディズニー株を1株31セントで買ったのに、その翌年、48セントで売ってしまったときがそうだった。
バフェットの長年のビジネスパートナーだった故チャーリー・マンガーも、忍耐が大事だと考えているが、彼の表現はもっと簡潔だ――「投資とは少数の優良企業を見つけたら、そこからケツを動かさないこと」。そして、「投資に短気は禁物。勝つ秘訣は我慢にある」。
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