今回は、金融機関の「アパートローン」について説明します。※本連載では、株式会社ライフラリ代表・大河原雄剛氏の著書、『はじめの一歩を踏み出す一冊 ふつうのサラリーマンがもっとハッピーになる不動産投資の授業』(廣済堂出版)の中から一部を抜粋し、不動産投資物件を増やし、スケールメリットを享受するためのメソッドを実例とともに紹介します。

銀行が融資をしてくれる物件とは?

前回の続きです。

それでは、森山さんのような方が買い増しをしていくとき、具体的に何がポイントになるでしょうか。

 

それはまず、融資の付く物件です。融資が付かないことには次の物件を買うことはできませんから、当たり前と言えば当たり前の話ですね。

 

では、銀行が融資をしてくれる物件とは何かと言えば、最初のうちは、各金融機関のアパートローンの融資条件にはまればいいわけです。

 

説明した通り、アパートローンはパッケージローンですから、その融資条件にはまっていれば貸す、はまっていなければ貸さないというだけです。

短期間に大きく増やしたい人がスルガや静銀に行く理由

ですから、アパートローンを利用している限り、つまり融資枠の範囲でやっている最初のうちは、融資条件を満たしていればいい話。大雑把に言えば、法定耐用年数がかなり残っている物件なら都市銀行や地銀、信金といった金利の低いところでも可能性がありますし、残っていない場合は、スルガ、静銀といった、金利は高めだけれど長期ローンも組める銀行が頼りになるわけです。

 

ただ、公庫の場合は最初が5000万円までで、融資枠は2億円程度までありますが、2度目は1億円貸してくれるかと言えばなかなかそうはいかないので、公庫だけで短期間に増やしていくのは限界があります。2~3年で3000万円の物件を2、3棟、計1億円くらいが現実的な話だと思います。短期間に大きく増やしたい方がスルガや静銀に行くのはそういうことなんですね。

 

いずれにしても、アパートローンが利用できる分にはあまり細かいことは考えなくてもいいと思いますが、アパートローン以外の融資を受けたい場合には、ちょっとしたテクニックが必要になったりします。

 

アパートローンの範囲内しか考えていない人も、これは覚えておくと何かと役立つと思いますから、少し説明しておきましょう。

次回に続きます。

はじめの一歩を踏み出す一冊 ふつうのサラリーマンがもっとハッピーになる不動産投資の授業

はじめの一歩を踏み出す一冊 ふつうのサラリーマンがもっとハッピーになる不動産投資の授業

大河原 雄剛

廣済堂出版

サラリーマン大家さんを応援する不動産投資コンサルティング会社を経営する著者が、知識も資金もない普通のサラリーマンが多額の融資を受け、不動産投資でもっとハッピーな人生を選択する方法を伝授。 安全かつ大胆な一歩を踏…

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