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投資はおのずと経済活動への参加意識め、政治が学べる
投資をはじめると、投資先の企業や業界の動向だけでなく、社会問題や政治にもおのずと関心が生まれます。経済や企業活動が、政治と切っても切り離せないほど密接に結びついているためです。
2024年、アメリカで大統領選挙が行われました。共和党のドナルド・トランプ氏か民主党のカマラ・ハリス氏、どちらが勝利するかによって、私が重点的に投資しているIT分野やEV分野は、大きな影響を受ける可能性がありました。
実際、バイデン政権下では独占禁止法の規制が強化され、GAFAM(Google、Apple、Facebook※現Meta、Amazon、Microsoft)をはじめとする巨大IT企業によるベンチャー企業の買収が難しくなるという現象が起きています。それが制限されることは巨大IT企業にもベンチャー企業にも大きな影響を与え、業界全体の勢力図や、資金・人材の流れにも大きな変化が生じます。
ハリス氏が大統領に当選していれば、バイデン政権と同様、民主党の政策方針が継続されたでしょう。今回、トランプ氏が当選したことで、規制緩和をはじめとしたドラスティックな政策転換が起きる可能性もあります。
さらに、民主党政権下では地球温暖化対策の意識が高く、EVへの補助金や優遇策が積極的に実施されていました。しかし今回、共和党政権になったことで、これらの環境保護的な施策が撤廃され、TeslaなどEV関連企業の株価にも大きな影響が生じるかもしれません。
EV市場の成長スピードが維持されるかどうかは、政治による後押しが重要な鍵を握っているのです。
もちろん、日本においても、誰が総理大臣になるのか、どの政党が政権与党になるのによって、経済政策や税制は大きく変わります。規制緩和や補助金、あるいは新しい法律の制定などが、企業の業績にプラスの影響を与えるのか、マイナスの影響を与えるのか。
投資先企業の将来を左右する可能性がある以上、株式投資をはじめると自然と政治の動きに注目せざるを得なくなるのです。
「いい大人だし、政治の勉強をしないといけないな」と思っていても、実際にはなかなか気が進まないという方は多いでしょう。しかし、株式投資をしていると、政治が「投資先の企業を取り巻く環境の一部」になることで否応(いやおう)なく自分ごとになるのです。
これは、英語を勉強しようと思ってもなかなか続かない人が、外国人の恋人をつくることでモチベーションが飛躍的に向上する、という話に似ています。参考書や学習アプリだけでは英語を学習するモチベーションを維持しづらい人も、外国人の恋人ができれば、みずから積極的に勉強するようになるものです。
投資を通じて、政治に対する意識や関心が高まる。これは、単なるお金儲けの範疇(はんちゅう)を超えた、株式投資の大きな意義であり、メリットだと私は考えています。
中島 聡
エンジニア・起業家・投資家
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