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リーマンショック後の状況
リーマンショックは1929年の世界恐慌に次ぐ金融危機でしたが、比較的短期間で回復した点で世界恐慌とは異なります。
米国の場合…4年で回復
NYダウはリーマンショック後の2009年2月が大底となり、その後は急反発に転じて4年後の2013年1月にはリーマンショック前の高値を更新しました。
そしてその後も、2020年のコロナショックなどいくつかの株価暴落を挟みながら15年以上も株価上昇が続いています。NYダウはリーマンショック当時の7,000ドル割れから2024年12月末現在では4万2,500ドル台へと6倍超に上昇しました。
日本の場合…5年で回復
日本の株価は、リーマンショック後も円高不況や2011年の東日本大震災の影響を受けて低迷が続きました。また、政治的にも混乱のあった時期で、リーマンショック後の2009年には自民党が選挙で大敗し、民主党政権が誕生しました。
しかし、国民からの支持を継続することができず、2012年末には民主党から自民党へと再度の政権交代が起こりました。その後、就任した安倍晋三首相のもとで「アベノミクス」と名付けられた金融緩和、財政出動、成長戦略を3本の矢に見立てた経済政策が開始されました。
その政策に沿った形で日銀が「異次元緩和」と呼ばれる超低金利施策をとったことでドル円相場は円高から円安にシフトしていき、円高不況を克服した日本企業の株価も底入れしました。それでも、リーマンショック前の水準を回復するまでには5年を要しました。
その後は、日経平均株価もNYダウと同様に、リーマンショック当時の7,000円割れから2024年7月の4万2,000円超まで6倍超に上昇しています。


