ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【基本編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
『富裕層が知っておきたい世界の税制【カリブ海、欧州編】』
矢内一好 (著)+ゴールドオンライン (編集)
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【実践編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
コロナショックと東日本大震災、リーマンショックの比較
予測が困難な自然災害という共通点を持っている東日本大震災とコロナショックを比較してみましょう。東日本大震災では震災発生から8カ月後に日経平均株価が最安値を記録。このときの安値は震災発生前から−20.7%の下落でした。
●東日本大震災後の日経平均株価
震災発生直後 10,254.43円(津波の到達前)
震災後の最安値 8,135.79円(−20.7%、8ヵ月後)
一方でコロナショック後の株価暴落は−30%を超え、発生からわずか3週間で東日本大震災ピーク時の1.5倍となる下落率を記録しました。
●コロナショック前後の日経平均株価
コロナショック前 24,031.35円(武漢封鎖前)
コロナショック後の最安値 16,358.19円(−31.92%)
コロナショックは1日単位の最大下落率こそワースト20圏外であるものの、影響力の大きさや期間の長さにおいて、戦後ではリーマンショックに次いでスターリン暴落(2カ月で−37.78%)と並ぶ株価暴落だったと言えるでしょう。
参考までにコロナと東日本大震災の死亡者数と経済損失の推計を記しておきます。
●死亡者数:東日本大震災1.59万人
コロナ10万人(2023年末まで)
●経済損失:東日本大震災16兆円(内閣府調べ)
※ただし、原発の廃炉や原状回復費用を除く
コロナ63兆円(2年間。関西大学調べ)
ちなみにリーマンショックはリーマンブラザーズ証券の倒産前と比較して1カ月半で最大−42.73%の下げになりました。
●リーマンショック前後の日経平均株価
リーマンショック前 12,214.76円
リーマンショック後の最安値 6,994.90円(−42.73%)



