子育てと親の介護の重複、周囲に頼ることも大切
晩婚化・出産年齢の上昇により、陽子さんのように「子育て」と「親の介護」が同時進行するケースが増えています。
かつては20〜30代前半に出産し、子育てが一段落した頃に介護が始まるのが一般的でしたが、今はそうとは限りません。30代後半~40代などで出産し、子どもがまだ小さいうちに親が80代を迎えることも珍しくないのです。
実際、厚生労働省『人口動態統計(確定数)2022年』によると、35歳以上で出産する人は全体の約3割にのぼり、高齢出産はもはや特別なことではなくなっています。一方で、80代の高齢者の約85%が要介護・要支援認定を受けており、介護が必要になる可能性は非常に高いといえます。
こうした状況で勢いで仕事を辞めてしまうと、収入の減少に加え、社会保険料や年金負担も重なり、生活は想像以上に苦しくなることも。早まった介護離職をしてはいけない、その理由はこんなところにあります。
まずは会社に相談し、介護休暇や給付制度の活用を検討するとともに、ケアマネジャーらと連携して公的介護サービスを積極的に利用することが大切です。
親の介護を他人に任せることに罪悪感を抱く人もいますが、プロに頼ることは決して「放棄」ではありません。自分の心身を守ることが、結果的に家族のためにもなります。
介護は突然始まることもありますが、何らかの兆しがあるケースも多いもの。いざという時に備え、家族で事前に話し合い、会社や地域包括支援センターなどに相談しながら制度や支援の情報を集めておく。その準備をしておくことが、先々の自分を助けることになるはずです。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
注目のセミナー情報
【海外不動産】3月5日(木)開催
日系大手参画プロジェクト
成長著しいフィリピン不動産投資セミナー
【税金】3月11日(水)開催
