なぜ騙される…それでも増加し続けるSNS型ロマンス詐欺
警視庁の資料によると、令和6年(2024年)のSNS型ロマンス詐欺の認知件数は3,784件、被害額は397.0億円となっています。これは、件数・被害額ともに前年の約2倍の数値です。
同資料によると、被害額については、500万円以下が最多で2,024件ですが、1億円超の被害に遭った人も36人に上ります。また、被害者は男性が2,384人、女性が1,400人で男性の方が多く、女性については40代が28.8%、50代が28.9%で最も多くなっています。
一方、SNS型ロマンス詐欺の検挙件数は117件、検挙人員は63人。捕まったとしても金銭が戻ってくる可能性はほとんどありません。
数年前から繰り返し報じられ、多くの人が目にしてきたはずの詐欺被害。しかし、現実には減るどころか、SNS型ロマンス詐欺は今も増え続けていることがデータでもわかります。
「自分は大丈夫」「そんなのに引っかかるわけがない」と思っていても、被害に遭うリスクは誰にでもあります。ロマンス詐欺は短期間で仕掛けてくるものではなく、長い時間をかけて警戒心を解き、相手の心に入り込む長期戦が特徴です。
投資話を勧めてくる場合、最初は少額から始まり、一度利益を渡して信用を得たうえで、徐々に大きな金額を求めてきます。おかしいかもと気づいたときにはすでに深みにハマっており、誰にも相談できないまま被害が拡大してしまうケースも少なくありません。
「まさか自分が」と気づいた時にはもう遅い……そうならないためにも、顔の見えない相手とやり取りをする際には、常に冷静さを保ち、慎重に対応すること。何かあれば警察相談窓口(#9110)などに相談することが大切です。
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