カネを持って姿をくらました娘と同い年の“義母”…年金月20万円・貯金5,000万円の70代父がふて寝する〈実家〉を訪れた40代娘「3倍クヤシイ」と地団駄したワケ【FPの助言】

カネを持って姿をくらました娘と同い年の“義母”…年金月20万円・貯金5,000万円の70代父がふて寝する〈実家〉を訪れた40代娘「3倍クヤシイ」と地団駄したワケ【FPの助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

人生100年時代と言われる現代において、高齢者の再婚は決して珍しいことではありません。しかし、晩年の伴侶との出会いが、思わぬ事態を招くことも……。本記事ではAさんの事例とともに高齢者の再婚における注意点について、社会保険労務士法人エニシアFP代表の三藤桂子氏が詳しく解説します。

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男手一つで育ててくれた高齢父の再婚

Aさんは40代の会社員。早くに母を病気で亡くし、父は一人でAさんを育て上げました。Aさんは大学卒業後に就職し、結婚。実家から車で1時間離れたところに夫と共働きで暮らしています。

 

父はAさんが独立したことで、ほっと安心したのでしょうか。仕事を退職して自身の時間が増えたため、趣味のゴルフを楽しんでいました。そこで知り合いになった当時30代の女性と個人的にお付き合いをするようになったようです。

 

父が65歳のある日、実家を訪れると、女性を紹介され、再婚を考えていることを告げられます。女性はAさんと同い年というので、大変驚きました。父は「余生を一人寂しく過ごすより、伴侶がいたほうが安心する」といいます。人生100年時代を考えると、父は早くに妻に先立たれた寂しさが、大きいのだろうとお付き合いには賛成しましたが、結婚することはないのではと父に伝えます。ところが相手は初婚だから籍をいれたいと譲りません。

義母の留守を見計らい…

Aさんの父は大手企業に40年勤めていたため、年金は月20万円を超え、退職金と貯蓄を合わせると資産は5,000万円以上ありました。自宅の1戸建てのローンは完済していて、老後は悠々自適だと笑っていました。

 

Aさんは、父が再婚するにあたり、いずれ訪れる相続について気になりはじめました。Aさんの会社の先輩が、Aさんと同じようなケースで、後妻ともめた話を聞いていたからです。

 

義母がいないときを見計らって、父にそれとなく公正証書遺言でも作成してほしいと伝えました。しかし、まだまだ元気だから大丈夫と笑ってはぐらかされてしまいます。何度も話すには、Aさんが父の財産をあてにしていると勘違いされそうでもう少し様子をみてから再度説得しようと考えていました。

 

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