やりたいことをやって生きていたいと思うなら
やりたいことが決まったら、目的・目標を決めて戦略的に行動しよう。本当にやりたいことが目的で、その目的に向かう通過点が目標だ。やりたいことをやって生きていたいと思うなら、目的・目標に合ったことに集中して、他をできるだけ「やらない」こと。厳しい言い方をすれば、目的・目標と関係のない時間の使い方は全てムダだとも言える。
例えば、僕は「満員電車に乗らなくて良い生活」をしたい(目的)と考えているのだが、そのためには自分でオンラインを中心としたビジネスを持つ必要がある。会社を辞めるとすれば家族の生活があるので、月100万円は少なくとも稼がないといけない(目標)と考えて、この10年間、その目標に向かってコツコツとビジネスを組み立ててきた。今では満員電車に乗らなくても成り立つビジネスを持つことができた。初心を忘れないように、たまには乗るようにしているけれど……。
「時間を気にしない生活」のほうは、まだ道半ばだ。ただ、アポを入れない日が週に3日設定できているし、その他の日も午前中にアポを入れないことで、起きる時間を気にしなくて良くはなっている。2週間程度なら、いつでも旅に出ることもできる。
では、何をすれば目的・目標に近づいていけるのか。戦略的に行動しようといっても、正しい戦略が何なのか、自分ではわからないことが多いだろう。
目標達成のための最短ルートはPDCAをより多く回すこと
そういうときに役に立つのが、仮説だ。ある行動をすれば、こういう結果が出るのではないかと予想して、やってみることだ。全ては仮説の検証で、実験だという感覚。起業の世界ではよく「大量行動が大切だ」と言われる。
実際、とんでもなく大量に行動をすればいずれ成功する可能性は高いし、ほとんど行動ができない人が多いので間違いではないが、正確には「仮説を立てて検証する、PDCAを大量に回すことが大切だ」ということだと考えている。
実験の結果はすぐには出ないこともある。1週間・1ヵ月・1年続けてようやく検証できる仮説もある。それでも、PDCAを回し続けることで目的・目標に結局は最短で近づくことができる。
例えばこの記事に書いてあることの中で、あなたが「良いな」と感じるものがあったら、期間を決めて実験的に試してみることだ。ただ本を読んでも人生は何も変わらない。行動こそが人生を変えるのだが、「人生を変える行動をしよう」と考えると重たく感じる。「これは実験だから、うまくいけば儲けものだし、うまくいかなくても何も失うものはない」と考えて、小さく早く、行動を積み重ねていくことが大切だ。
