お金のプロのはずが…国立大卒→メガバンクとエリート街道を突き進んだ元銀行員。60歳で〈資産4,000万円〉確保も、老後のために打った一手で“あわや破産“の危機「愚かなことをしました」【CFPの助言】

お金のプロのはずが…国立大卒→メガバンクとエリート街道を突き進んだ元銀行員。60歳で〈資産4,000万円〉確保も、老後のために打った一手で“あわや破産“の危機「愚かなことをしました」【CFPの助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

銀行や証券会社に勤めていた経験がある人なら、運用に関する知識は当然あるはずと誰もが思うものです。しかし、いくら知識があっても一歩間違えば財産のほとんどを失う羽目になりかねません。今回はトータルマネーコンサルタント・CFP®の新井智美氏が、老後資金の運用の際に気をつけるべき点について解説します。

まさかのコロナショック…1,800万円の損失で老後資金計画崩壊

そんなときに起こったのがコロナショックです。清さんが保有していた仕組債(EB債)はことごとくノックイン水準まで下がり、満期にすべて指定された外国株となって戻ってきました。

 

その銘柄にはアパレルやロケット開発など、さまざまなものがありましたが、清さんが受け取った時点で2,000万円の元本が1,000万円程度に下がっていたのです。

 

コロナショックでは比較的株価の回復が早かったといわれているものの、清さんが保有している株は一向に上がる気配を見せません。企業業績などをみるとこれから注目される取り組みなどがあるものの、まったく株価に反映されないのです。

 

悩んだ末、清さんはファイナンシャル・プランナーにも相談し、損切りを行うことにしました。しかし、「そのうち回復するだろう」と様子を見続けていた期間が長く、実際に相談するまでに5年が経過していました。そのため、最終的には株価は200万円まで下がり、結果的に清さんは1,800万円の損失を生んでしまったのです。

 

仕組債はいくらノックインしたとしても、満期まで解約できないため、途中で対象となっている株を売ることができません。この特徴も損失を大きくしてしまった理由です。

 

69歳のいま、清さんに残された金融資産は2,200万円。さらに受け取れる年金は75歳から減ってしまいます。現在運用にあてているのは1,000万円の投資信託ですが、利回りが3%程度のため、切り崩すのはまだためらいがあります。また、預金口座に置いている1,200万円も今後の医療費や家の修繕費用などを考えると心許ない額です。

 

清さんの老後の資金計画は69歳の時点で大きく崩れてしまったのです。

 

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