〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:キオクシアホールディングス〈285A〉……前日比+378円(+22.50%)/終値2,058円
【売買材料】
当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社は、主にNAND型フラッシュメモリを製造する半導体メーカーキオクシア株式会社の持ち株会社。現地9日(水)、米政権は日本を含む一部の国・地域への相互関税を90日間停止すると発表。これを受けて同日の米株市場ではフィラデルフィア半導体株指数が前日比+18.73%高となるなど急騰。この流れを受けてこの日の国内でも直近売られていた半導体関連銘柄に買いが殺到した。
2位:MARUWA〈5344〉……前日比+4,225円(+18.76%)/終値26,750円
【売買材料】
同上。同社は愛知県尾張旭市に本社を置く電子部品用セラミックの大手メーカー。
3位:古野電気〈6814〉……前日比+360円(+18.07%)/終値2,352円
【売買材料】
4月9日(水)取引時間終了後、25年2月期決算を発表。営業利益は132億円で前期比2倍の水準となり、第3四半期決算時に上方修正した120億円を上回った。期末配当金も従来計画55円から75円に増額しており、これらが好感された模様。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:YTL〈1773〉……前日比-7円(-12.07%)/終値51円
【売買材料】
当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社はマレーシア最大のコングロマリットの1つ。
2位:マニー〈7730〉……前日比-57円(-4.85%)/終値1,118.5円
【売買材料】
4月9日(水)取引時間終了後、24年9月~25年2月期連結決算にて前年同期比増収減益を発表。通期で増収増益を見込むなか、減益をネガティブ視する売りが膨らんだ。
3位:エービーシー・マート〈2670〉……前日比-108円(-3.99%)/終値2,602円
【売買材料】
4月9日(水)取引時間終了後、26年2月期の連結見通しを発表。連結純利益は前期比微増の455億円になる見通しとしている。なお、トランプ米政権の関税の影響については「精査中で業績予想に反映していない」とした。こうしたなか、業績や株主還元の姿勢が投資家の期待に届かず売り優勢の展開となった模様。
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