米国では、パウエルFRB議長の記者会見に注目
米国では、FOMCにおいてFF金利の据え置きが見込まれることから、政策金利見通し(ドットチャート)や経済見通し、パウエルFRB議長の記者会見に注目が集まることが予想されます。
パウエルFRB議長は7日、トランプ政権の政策が経済にどのような影響を与えるかがより明確になるまで、FRBは利下げを急ぐつもりはないとの見解を示しているだけに、ドットチャートは2024年12月に続き年内2回の利下げ予想を維持する公算が大きいと考えられます(図表5)。
FF金利先物市場では、年内3回の利下げを予想していることから(図表6)、ドットチャートで年内2回の利下げ見通しに変更がなければ、利下げ観測が後退する可能性があります。一方で、経済見通しでは成長率や失業率、インフレ率の見通しが下方修正される可能性があります(図表7)。

(注)数字はFOMC参加者の予測値の中央値
実質GDP、PCEデフレーター(コア含む)は10~12⽉期の前年⽐伸び率
失業率は10~12⽉期の平均
見通しの引き下げ幅しだいでは、年内の利下げ観測が高まることも考えられます。その場合、市場がハト派的と捉えられないよう、パウエルFRB議長からタカ派寄りのメッセージが発せられる可能性があるため、記者会見にも注目しています。
東京海上アセットマネジメント
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※本記事は東京海上アセットマネジメントの「TMAMマーケットウィークリー」の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が文章を一部改変しております。
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