(※写真はイメージです/PIXTA)

今週の米ドル円相場の動向に影響を与えそうな「注目の経済指標」について、東京海上アセットマネジメントが解説します。

米国では、パウエルFRB議長の記者会見に注目

米国では、FOMCにおいてFF金利の据え置きが見込まれることから、政策金利見通し(ドットチャート)や経済見通し、パウエルFRB議長の記者会見に注目が集まることが予想されます。

 

パウエルFRB議長は7日、トランプ政権の政策が経済にどのような影響を与えるかがより明確になるまで、FRBは利下げを急ぐつもりはないとの見解を示しているだけに、ドットチャートは2024年12月に続き年内2回の利下げ予想を維持する公算が大きいと考えられます(図表5)。

 

出所:FRB公表資料をもとに東京海上アセットマネジメント作成 (注)1回の利下げ幅は0.25%
[図表5]ドットチャート(昨年12月公表) 出所:FRB公表資料をもとに東京海上アセットマネジメント作成
(注)1回の利下げ幅は0.25%

 

FF金利先物市場では、年内3回の利下げを予想していることから(図表6)、ドットチャートで年内2回の利下げ見通しに変更がなければ、利下げ観測が後退する可能性があります。一方で、経済見通しでは成長率や失業率、インフレ率の見通しが下方修正される可能性があります(図表7)。

 

出所:Bloomberg (注)政策金利はFF金利の上限
[図表6]FF金利先物市場のFRBの政策金利予想 出所:Bloomberg
(注)政策金利はFF金利の上限

 

出所:FRB公表資料をもとに東京海上アセットマネジメント作成 (注)数字はFOMC参加者の予測値の中央値 実質GDP、PCEデフレーター(コア含む)は10~12⽉期の前年⽐伸び率 失業率は10~12⽉期の平均
[図表7]経済見通し(昨年12月公表) 出所:FRB公表資料をもとに東京海上アセットマネジメント作成
(注)数字はFOMC参加者の予測値の中央値
実質GDP、PCEデフレーター(コア含む)は10~12⽉期の前年⽐伸び率
失業率は10~12⽉期の平均

 

見通しの引き下げ幅しだいでは、年内の利下げ観測が高まることも考えられます。その場合、市場がハト派的と捉えられないよう、パウエルFRB議長からタカ派寄りのメッセージが発せられる可能性があるため、記者会見にも注目しています。

 

 

東京海上アセットマネジメント

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご留意事項】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【米ドル円】3月第4週の為替相場にインパクトを与える「重要な経済指標」【解説:東京海上アセットマネジメント】』を参照)。

※本記事は東京海上アセットマネジメントの「TMAMマーケットウィークリー」の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が文章を一部改変しております。

※全文は「TMAMマーケットウィークリー」をご確認ください。

 

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【ご留意事項】
・当資料は、情報提供を目的として東京海上アセットマネジメントが作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。お申込みに当たっては必ず投資信託説明書(交付目論見書)をご覧の上、ご自身でご判断ください。投資信託説明書(交付目論見書)は販売会社までご請求ください。
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