不動産投資のために融資を受けるとき、融資条件にも検討すべき優先順位があります。なかでも、キャッシュフローへの影響が最も大きいものは融資期間です。融資条件によってキャッシュフローへの影響はどれほどあるでしょうか。菅谷太一氏の著書『インフレ時代を勝ち抜く 1都3県・木造・3階建て 新築アパート投資入門』(幻冬舎メディアコンサルティング)より詳しくみていきましょう。
検討すべき優先順位は、融資期間、金額、金利の順
実際に、年収1,000万~2,000万円クラスの会社員の人が融資を受けるケースを想定してみます。初めて不動産投資で融資を申し込む場合は、1. 融資期間、2. 金額、3. 金利の順に優先度が高くなります。これは、キャッシュフローへの影響が大きい順でもあります。
一般的な不動産投資では、キャッシュを残すことが最優先になるので、融資を受ける際にも「キャッシュを残しやすい融資条件」であるかどうかが重要になります。そのために、融資期間、金額、金利の順に考えるということです。
よくある勘違いは、金利を重視してしまうことです。現在は、金利が少し上昇しつつあるとはいえ、歴史的に見れば依然として低金利の環境であるため、多少の金利の差よりも融資期間の差のほうが経営に影響を及ぼします。
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ハウスリンクマネジメント株式会社 代表取締役
宅地建物取引士/液化石油ガス設備士/丙種ガス主任技術者
東京都八王子市出身。
新卒で株式会社ミツウロコに入社。
プロパンガスの営業、不動産リフォームに約10年携わり、仙台、埼玉で約500名の大家、約200社の不動産会社のサポートを行う。
その後、武蔵コーポレーション株式会社に転職。約1000件の賃貸管理、4500件のリフォーム提案を行い、賃貸管理、収益不動産のノウハウを学ぶ。
2014年、ハウスリンクマネジメント株式会社を設立、現在に至る。
長年の経験に裏打ちされた確かな提案が評判を呼び、所有物件の管理・運営について相談に訪れる投資家が後を絶たない。
主な著書に『不動産投資は「土地値物件」ではじめなさい』『人口減少時代を勝ち抜く 最強の賃貸経営バイブル』(共に幻冬舎メディアコンサルティング)がある。
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連載インフレ時代を勝ち抜く 1都3県・木造・3階建て 新築アパート投資入門