30年後、収益に1億円以上の差「9,000万円を借金→不動産投資に挑戦」した人、「自分の手持ちで投資」した人の違い【専門家がシミュレーションして解説】

30年後、収益に1億円以上の差「9,000万円を借金→不動産投資に挑戦」した人、「自分の手持ちで投資」した人の違い【専門家がシミュレーションして解説】
(※画像はイメージです/PIXTA)

不動産投資において、単純計算のうえでは、いくつかのポイントを押さえていれば、融資額が多いほどキャッシュも多くなります。本記事では、菅谷太一氏の著書『インフレ時代を勝ち抜く 1都3県・木造・3階建て 新築アパート投資入門』(幻冬舎メディアコンサルティング)より、融資によるレバレッジ効果について詳しく解説します。

融資によるレバレッジ効果

賃貸事業の運営において、金利や期間の条件が適正で、かつ返済比率を高く維持できるのであれば融資を組むこと自体はなんら恐れるようなものではありません。

 

もちろん、収支計算が雑であれば、収支が成り立たずに融資が返済できなくなるリスクはあり、融資額が多いほどそのリスクは高まります。したがって、余裕ある収支計算が成り立つアパートに投資をすることと、家賃下落の予測、修繕計画、金利上昇など、経費増加要素をきちんと計算しておくことは、当然重要です。

 

しかし、それさえ踏まえていれば、基本的に融資額が多ければ多いほど、手元に残るキャッシュは多くなります。物件を取得する際に自己資金を出す方もいますが、この自己資金を何年で回収するかが重要です。これを融資による投資の「レバレッジ効果」と呼びます。

 

また、経済学的には「資本収益率」という言い方もします。ここで重視されるのは、少ない資本(自己資金)から大きな収益を上げるという考え方で、フルローンに近ければ近いほど「レバレッジ効果」が高い、もしくは「資本収益率」が高いということになります。

 

表面(ネット)の利回りが高い(粗利益率が高い)ことも重要ですが、融資をフルローンで引ければ自己資本収益率も高い(資本収益性も高い)ことになるため、両方の要素を満たせる物件を保有することが理想です。

 

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※本連載は、菅谷太一氏の著書『インフレ時代を勝ち抜く 1都3県・木造・3階建て 新築アパート投資入門』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・再編集したものです。

インフレ時代を勝ち抜く 1都3県・木造・3階建て 新築アパート投資入門

インフレ時代を勝ち抜く 1都3県・木造・3階建て 新築アパート投資入門

菅谷 太一

幻冬舎メディアコンサルティング

大手不動産会社で経験を積んだのち、不動産を活用した資産コンサルティング会社を設立した著者は、「年収1000万円以上」という条件をクリアしているのであれば、不動産投資――特に「1都3県・木造・3階建て」の新築アパート投…

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