3月4日の日経平均株価は、トランプ米政権による中国、メキシコ、カナダに対する関税措置が懸念されるなか、円高進行も逆風となり下落して始まると、一時は前日比969円安の36,816.16円まで下げました。しかし、午後に入って実際に関税が発動されると、指数は引けにかけて下げ幅を縮小。材料消化により過度な警戒感が和らいだとみられ、前日比454.29円安の37,331.18円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが66銘柄、値下がりが154銘柄、変わらずが5銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、ファーストリテイリング〈9983〉、中外製薬〈4519〉、7&iHD〈3382〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ダイキン工業〈6367〉、東京エレクトロン〈8035〉、SCREENホールディングス〈7735〉、三菱重工業〈7011〉、IHI〈7013〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は19億6,400万株、売買代金は4兆8,665.88億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、機械、空運業、繊維製品、海運業、その他金融業が上昇した一方、非鉄金属、証券業、鉱業、輸送用機器、石油・石炭製品が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が杏林製薬〈4569〉で+300円(+21.79%)の1,677円、2位がIHI〈7013〉で+1,097円(+11.66%)の10,505円、3位がシンクロ・フード〈3963〉で+32円(+7.82%)の441円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がアドバンスクリエイト〈8798〉で-80円(-17.09%)の388円、2位が伊藤園〈2593〉で-435.5円(-12.81%)の2,965.5円、3位がセレス〈3696〉で-265円(-9.27%)の2,593円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは32銘柄、年初来安値を更新したのは32銘柄でした。
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