2月21日の日経平均は、前日の米株安の流れを引き継ぎ売り優勢で始まると、値がさ株のファーストリテイリング〈9983〉が主導する形で一時200円超下落しました。しかし、植田和男日銀総裁の発言をきっかけに、相場の流れに変化が。植田総裁は、21日午前に出席した衆院予算委員会で「機動的に国債買い入れの増額などをする」と発言。これが伝わったことで円安が進むなか、株価指数も反発しました。その後は前日比マイナスをつける場面もありましたが、引けにかけて買い優勢の展開となり、日経平均株価は前日比98.90円高の38,776.94円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが130銘柄、値下がりが93銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、中外製薬〈4519〉、東京エレクトロン〈8035〉、ソニー〈6758〉、アドバンテスト〈6857〉、バンダイナムコHD〈7832〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、リクルートホールディングス〈6098〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、トレンドマイクロ〈4704〉、KDDI〈9433〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は19億4,600万株、売買代金は4兆3,160.05億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、医薬品、ゴム製品、保険業、空運業、卸売業などが上昇した一方、非鉄金属、海運業、精密機器、パルプ・紙、サービス業が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がミスミグループ本社〈9962〉で+416円(+16.87%)の2,882円、2位がクロスキャット〈2307〉で+163円(+15.60%)の1,208円、3位がディー・エヌ・エー〈2432〉で+491円(+13.89%)の4,025円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がミガロホールディングス〈5535〉で-1,330円(-18.34%)の5,920円、2位がネットプロテクションズホールディングス〈7383〉で-44円(-8.98%)の446円、3位がサンウェルズ〈9229〉で-70円(-8.84%)の722円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは18銘柄、年初来安値を更新したのは53銘柄でした。
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