「セブン‐イレブン」が鉄壁の“要塞レジ”を導入。一方、コンビニやスーパーに広まる「セルフレジ」は3割超が利用トラブルを経験【レジから見える現代社会】

「セブン‐イレブン」が鉄壁の“要塞レジ”を導入。一方、コンビニやスーパーに広まる「セルフレジ」は3割超が利用トラブルを経験【レジから見える現代社会】
(写真はイメージです/PIXTA)

「セブン‐イレブン」が一部店舗で実施している強固な防犯対策が話題を呼んでいます。対策の1つである、レジ周りを完全防備する通称“要塞レジ”は、効果が認められれば今後当たり前の光景になっていくかもしれません。一方で、コンビニで目にする機会がすっかり増えたのが「セルフレジ」です。私たちの生活に浸透しつつありますが、新しいものはトラブルがつきものです。本記事ではコンビニとレジの現在地について見ていきましょう。

「セブン‐イレブン」に鉄壁の防犯対策として“要塞レジ”が登場

そんななか、大手コンビニチェーン「セブン‐イレブン」が、一部店舗で大がかりな防犯対策を実施し話題を呼んでいます。新たな防犯対策は大きく分けて2つ。まず1つ目はレジ台に大きなアクリルパネルが設置され、従業員と顧客が完全に隔てられる仕様にされている点です。パネルは天井付近まで伸びており、感染症対策にもなりそうです。耐久性に優れ、レジへの侵入や暴力行為を防ぐことが期待されます。

 

ただ、SNS上では一部のユーザーからその見慣れない光景に対して「要塞レジ」と名付けられ「ちょっと怖い……」「コンビニは戦場か?」との声もちらほら。一方、「店員さんが安全でいい」「強盗や暴力の被害に遭う方が怖い」「他のコンビニもこうなっていきそう」と前向きな意見も目立ちます。

 

もう1つは、深夜帯などに入口にある自動ドアの自動開閉機能を停止して、誰もが簡単に出入りできないように入口を施錠するシステムの導入です。このシステムは顧客がドアの前に立つと、店内外にアナウンスが流れ、ドアの前に立つ顧客の姿を確認したスタッフが解除するという流れです。コンビニ強盗や不審者の侵入への効果が期待されます。

 

加えて、防犯対策のみならず安全対策も強化。スタッフが専用の機器を装着することで、発作や気絶、怪我などで身動きが取れなくなった場合に、警備会社に通報されるシステムを新たに導入し、安全な労働環境の整備を進めています。これらは現在約50店舗でテスト導入されています。

 

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