亡き夫の部屋から「お宝」が次々と
この結果、夫の仕事部屋からはレアカード以外にも資産価値のあるお宝が次々と見つかりました。壁に掛けてあった落書きのような絵は著名なアーティストの作品であることが判明し、クローゼットからはビンテージの衣料品やスニーカーも見つかりました。どれもGさんには価値が分からない、ただのガラクタと思っていたものばかりです。
税務調査の結果、Gさんに悪意はなかったものと判断されましたが、修正申告を促されました。Gさんは言われるがままに修正申告を行いましたが、今も自分には分からないお宝がこの家のどこかに遺されているのではないかと不安を抱えています。
富裕層のご家庭には、一見して価値が分かりにくいコレクションが存在していることがあります。以前は高価な楽器や絵画、陶磁器などが代表格でしたが、近年はさまざまな物品に価値が見出されるようになり、時には投機の対象となっているため、一見して価値の分からないものが相続財産の対象となる場合があります。
鈴木 子音
株式会社有栖川アセットコンサルティング
代表取締役
注目のセミナー情報
【国内不動産】7月12日(土)開催
初期費用の最大95%が短期償却可能!
実質利回り15%前後のトランクルーム投資成功の秘訣とは?
【教育】7月13日(日)開催
医学部合格を諦めない、すべての受験生へ 京都医塾の夏休み“逆転合格”メソッド
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】