(※写真はイメージです/PIXTA)

インターネットやSNSの普及によって、私たちは日常的に膨大な情報に触れるようになりました。さまざまな情報が瞬時に手に入るようになった半面、不正確なものや誤解を招くようなものも混在しており、ユーザーには情報を選別するメディアリテラシーが求められます。特に医療分野は、誤った情報を掴むと取返しのつかない事態を招きかねません。本記事では、医師の小田切恵三郎氏による著書『真に受けると損をする 医療常識のうそ? ほんと?30』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、声帯に関する情報の真偽について解説します。

無理して声を出したら声がかれた

声が変になるときは、確かに声帯そのものの感染症もありますが、何かほかに原因があることが多いように思います。

 

長時間のカラオケ、大きな声の出しすぎなど声を駆使すると、声が枯れやすくなります。わんぱく世代の子どもたちをまとめないといけない先生たちも、声を酷使しやすい職業のように思います。

 

実は発声の仕方を工夫すると声がかれにくくなります。これは断定していいと思います。ある若いオペラ歌手のタマゴがいました。たまたま私のクリニックの近くに住んでいたので時折受診していたのですが、多少、慢性化しそうな声帯の炎症があり、ポリープにならないか心配していました。その方があるとき、1カ月イタリアに留学しました。帰国後に診断してみると、心配していた声帯の腫れがなくなっていました。発声の仕方で声帯は良くなると聞いてはいましたが、実際にそうなんだと感心しました。

 

つまり、声の出し方です。オペラの声は、大きい声を目指しているというより、遠くまで届く声を目指していると聞きました。遠くに届かせるために、力を抜くのも大切なポイントだということです。矛盾しているようですが、実際はそうみたいです。

 

力を入れないためには、「声を捨てる」つまり、自分の声が相手に届いているかどうか確かめようとしない。届いているはず、と思って声を出す、というのも効果があるようです。分かりやすいお手本は、NHKの歌のお姉さんたちでしょうか。

 

声を回復させるには喉の安静も有効です。簡単にいえば、声を出さないということです。

 

声帯ポリープの術後も、しばらく発声禁止です。これは結構難しいです。ささやき声は声帯と声帯が触れ合わない感じの発声の仕方なので、小さな声でのささやきは大丈夫だと思います。

 

学校の先生方、声がかれたら無理をせず、声を休めてください。それができないときは、声を捨てる感じで力を抜き、歌のお姉さんのような声で低出力、高音量を試してみてくださいね。

 

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※本連載は、小田切恵三郎氏による著書『真に受けると損をする 医療常識のうそ? ほんと?30』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・再編集したものです

真に受けると損をする 医療常識のうそ? ほんと?30

真に受けると損をする 医療常識のうそ? ほんと?30

小田切 恵三郎

幻冬舎メディアコンサルティング

インターネットやSNSの普及によって、私たちの日常には膨大な情報があふれかえるようになりました。さまざまな情報が瞬時に手に入るようになった半面、その中には不正確なものや誤解を招くようなものも含まれています。著者に…

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