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日本一のサラブレッドの生産地
私たちの会社の本社がある日高は日本有数の馬産地で、競走馬となるサラブレッドの産地でもあります。サラブレッドは競走馬用として品種改良された馬種で、競馬の発祥の地である英国がその起源です。
もともとは英国の在来種である牝馬(メス)と、アジアから輸入した牡馬(オス)の交配によって生まれ、その後も何世代にもわたって改良を重ねて現在に至ります。日本のサラブレッドの生産頭数は年間で約7500頭にもなり、そのうちの98%が北海道産、さらにその中の80%が日高産です。
サラブレッドの生産が日高地方に集中している理由は、地理的には日高山脈にかかる丘陵地帯が馬にとって過ごしやすく、気候の面では北海道の中で比較的温暖な地域であるためです。日高は、北海道の南部にある襟裳岬から北西に広がる地域で、北東部には北海道の屋根や背骨といわれる日高山脈をのぞみ、南西部は海に面しています。
山と海を有するため地域内での寒暖差は大きいのですが、沿岸部に近づくほど太平洋の海洋性気候によって気温の変化が穏やかになります。秋の終わりから春先にかけては氷点下となり雪も降りますが、道北の旭川や富良野のように雪深いわけではありません。さらに、降水量が少なく馬のエサとなる牧草がよく育ちます。
また、歴史的に見ても日高地方は、サラブレッドの生産が古くから盛んな地域です。この地域には長い歴史と伝統があり、技術や知識が世代を超えて伝わってきました。そのため地域の人々の間には、馬の育成に対する深い理解と技術が根付いています。
このような地の利を活かして、牧場やサラブレッドの育成は日高昆布と並ぶ地域の主要な産業となりました。北海道の開拓が始まった明治時代には、すでに複数の牧場でサラブレッドの繋養が始まり、現在では、地域内のサラブレッドの育成牧場は600軒を超えます。
また、馬の育成施設やサラブレッドのセリの市場など、馬に関わる会社や事業も地域に多く集まっています。この日高の地で、生まれたサラブレッドを競走馬の訓練施設に輸送する、馬の運搬に特化した専門業者が私たちの会社です。専門用語では、馬匹輸送といいます。
白川 典人
大江運送株式会社
代表取締役
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