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競馬と馬匹輸送の歴史
競馬と馬匹輸送は一蓮托生の関係です。競馬は、全国各地の競馬場に競走馬を運ぶ馬匹輸送があって成立し、馬匹輸送もまた、競馬が定期開催されることによって事業として成立しています。それぞれの業界の発展という点でも競馬と馬匹輸送は密接な関係にあります。
国内の競馬の歴史の中では、競馬の人気が高まることによって馬の輸送の需要が大きくなりました。一方では、その需要に応えるために馬匹輸送の車や輸送技術が向上し、それが競馬のサステナブルな発展につながっています。
その関係性を歴史の観点からひも解いてみると、まず日本で競馬が誕生したのは江戸時代にさかのぼります。米国からの圧力によって江戸幕府の鎖国が崩れて、横浜にできた外国人居留地で、1860年に国内初の競馬が開催されました。それから間もなくして、1866年には江戸幕府が国内に初となる常設の競馬場として、根岸競馬場をつくりました。
その後、根岸競馬場にて行われた洋式競馬を模倣して、各地で競馬が行われるようになりました。ただし、当時の競馬は、政界、財界、軍、皇室、国賓といった上流階級の人が楽しむ催しでした。また、このときの競馬は外国人による運営で、国内では法律で賭博が禁止されていたため、馬券は発売されず、一般市民には浸透しませんでした。
今の競馬の原型ができたのは1900年代になってからです。1932年、競馬発祥の地である英国式の近代競馬(円形の馬場を複数の競走馬が走る競馬)を模して、東京競馬倶楽部によって東京優駿大競走が創設されました。
これは今の日本ダービーの前身となったレースで、目黒競馬場を舞台に牡牝混合で19頭が走りました。また、戦争を挟んで、今のオークスである優駿牝馬(1946年)、桜花賞(1947年)、菊花賞(1948年)、皐月賞(1949年)が立て続けに設立され、日本の5大クラシック競走ができました。
その後、日本競馬会はGHQによって解体され、代わりに新たな法律のもとで1954年にJRA(日本中央競馬会)が主催する今の中央競馬がスタートすることになったのです。
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