銘柄を買うまでは、何をする?
エミン:木原さんは銘柄を買うまでの間、何をしているの?
木原:しばらくの間、板や歩み値を観察して、無風だったら少しずつ買うようにしています。少しずつ売っている大株主っぽい存在を見つけたら、すぐには買わずにウォッチを続けます。
僕が好む時価総額の小さい銘柄で出される売買注文は数百株単位が中心で、1000株単位はあまりありません。でも、大株主だとその規模の売りをどんどんぶつけてくるので、こうした売り注文が何日か連続して出ていると、高確率で大株主の売りだと判断できます。割安な銘柄というのは、大株主が売り続けて割安になっている場合も多いので、こういうときは売り終わるのを待つんです。
出来高が少ない時期も株価が安くなりがちなので、チャンスです。出来高が減っている中で、大株主が売っているような状況だとダブルでおいしい局面です。こういうときは迷わず買いに行きます。
僕も決算が近い時期であれば、様子見します。決算直後は上にも下にも大きく動くことがあるので、上がったら落ち着くのを待つし、下がったらそこで買いますね。
エミン:中小型株でもファンドがしつこく空売りしてくるところもあるので、板を確認するというのはいい手かもしれないですね。
エミン・ユルマズ
エコノミスト、為替ストラテジスト
木原 直哉
プロポーカープレーヤー
※本記事は『「確率思考」で市場を制する最強の投資術』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。記載内容は当時のものであり、また、投資の結果等に編集部は一切の責任を負いません。
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