(※写真はイメージです/PIXTA)

2025年は米国の金融政策の行方に市場の注目が向かいそうです。2024年12月のFOMCで示された利下げに関する方針や、トランプ政権の関税政策の影響について解説します。

※本記事は、フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社が2025年1月6日に配信したレポートを転載したものです。

2025年の焦点はトランプ政権の関税政策の行方

2025年の米国の金利とインフレを見通す上では、トランプ政権の関税政策の行方が焦点となりそうです。

 

第一次トランプ政権下で米中貿易戦争が激化した2018年後半~2020年初の局面では、中国製品に対する関税率が大幅に引き上げられたものの、実際には米国のインフレへの影響は限定的に留まりました(図表3・4)。

 

[図表3]第一次トランプ政権下での米中の平均関税率

 

[図表4]米国の消費者物価と輸入物価の推移

 

今回の大統領選挙でも、トランプ氏は関税引き上げの強硬姿勢を示してきました。しかし、ベッセント次期財務長官によれば、「関税は貿易相手国との交渉手段」として捉えられており、追加関税の対象国や品目は外交・貿易政策とインフレへの影響のバランスを取りながら、慎重に判断される可能性が高いと考えられます(図表5)。

 

[図表5]スコット・ベッセント次期財務長官の関税対策に関する言及

 

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