ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【基本編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
『富裕層が知っておきたい世界の税制【カリブ海、欧州編】』
矢内一好 (著)+ゴールドオンライン (編集)
『司法書士が全部教える 「一人一法人」時代の会社の作り方【実践編】』
加陽麻里布(著)+ゴールドオンライン (編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
東大の推薦入試が「数学・情報の国際大会」に与えた影響
髙宮
例えば、東大の推薦入試の推薦要件の一つとして、国際科学オリンピックなどへの出場経験といったことが記載されています。私はどの学校の生徒たちが国際大会でメダル取っているのかを常に確認しています。
東大が推薦入試をスタートするアナウンスメントがあったとき、世界的な大会に出ている生徒たちの多くは、すでに東大合格者を多く輩出している高校の所属でした。「数学」や「情報」の大会では、筑波大学附属駒場高校、開成高校、そして灘高校の3校が、毎年のようにメダルを独占している状況でした。しかし、東大で推薦入試がスタートすると同時に変化が生まれました。国際大会でメダルを取る学校が、実に多様になってきたのです。
国際科学オリンピックには日本から年間で30名ほどが出場していて、大きなデータではないため確定的なことは言えませんが、おそらく今まで大会でメダルを取っていた生徒たちは、一般入試でも合格できる実力を持っていたのだろうと想像します。国際大会などのイベントに余裕を持って参加し、結果を残して東大にも合格していたのでしょう。
しかし、「入試以外の実績も評価します」と変わったとき、「自分が好きなことを頑張ればそこでも評価してもらえる。そんな入試が東大にもある」ことが分かって、「思い切ってチャレンジしよう」と考える生徒が増えたのではないでしょうか。
推薦入試の制度ができるまでは、大学入試があるから、受験期に国際科学オリンピックの準備に励んでいる余裕はない。そんな思いがあったのかもしれません。国際大会でのメダル獲得によって多様性が生まれた。それも東大の入試が変わったと言える、一つの大きな理由になっているかもしれません。子どもたちの学び方が変わったことは、とても良い傾向だと思います。
高宮 敏郎
SAPIX YOZEMI GROUP共同代表
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
注目のセミナー情報
【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション
【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?
