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東大の推薦入試が「数学・情報の国際大会」に与えた影響
髙宮
例えば、東大の推薦入試の推薦要件の一つとして、国際科学オリンピックなどへの出場経験といったことが記載されています。私はどの学校の生徒たちが国際大会でメダル取っているのかを常に確認しています。
東大が推薦入試をスタートするアナウンスメントがあったとき、世界的な大会に出ている生徒たちの多くは、すでに東大合格者を多く輩出している高校の所属でした。「数学」や「情報」の大会では、筑波大学附属駒場高校、開成高校、そして灘高校の3校が、毎年のようにメダルを独占している状況でした。しかし、東大で推薦入試がスタートすると同時に変化が生まれました。国際大会でメダルを取る学校が、実に多様になってきたのです。
国際科学オリンピックには日本から年間で30名ほどが出場していて、大きなデータではないため確定的なことは言えませんが、おそらく今まで大会でメダルを取っていた生徒たちは、一般入試でも合格できる実力を持っていたのだろうと想像します。国際大会などのイベントに余裕を持って参加し、結果を残して東大にも合格していたのでしょう。
しかし、「入試以外の実績も評価します」と変わったとき、「自分が好きなことを頑張ればそこでも評価してもらえる。そんな入試が東大にもある」ことが分かって、「思い切ってチャレンジしよう」と考える生徒が増えたのではないでしょうか。
推薦入試の制度ができるまでは、大学入試があるから、受験期に国際科学オリンピックの準備に励んでいる余裕はない。そんな思いがあったのかもしれません。国際大会でのメダル獲得によって多様性が生まれた。それも東大の入試が変わったと言える、一つの大きな理由になっているかもしれません。子どもたちの学び方が変わったことは、とても良い傾向だと思います。
高宮 敏郎
SAPIX YOZEMI GROUP共同代表
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