不仲の姉と姉の味方ばかりする両親
毒親とは、子どもに対して、まるで毒物のような悪影響を与える親のことを指す言葉だ。肉体的・精神的虐待であったり、ネグレクトであったり、過干渉であったり、といったことが例に挙げられる。近年は毒親をテーマにした本やニュースも多く、日常会話の中で毒親という言葉が使われることも多くなった。
アヤリさんの言う“毒親気質”とはどんなものなのか。僕は両親との関係についてさらに質問してみる。
「ご両親とも関係はうまくいってない状態なんですか?」
「あんまりよくないと思います」
「例えば?」
「姉とケンカになっても、必ず姉の味方になって『お前が悪い』みたいな説教をすごいしてきたりとか」
「お母さんとお父さん、どちらも?」
「母は常に、っていう感じです」
「お母さんは常にお姉さんの味方をしている。お父さんはどうですか?」
「傍観者みたいな感じで、たまによく分からないことで怒ってきたりとかはあります」
「あんまりお父さんは関与してこない?」
「はい」
不仲でケンカの絶えない姉がいて、姉の味方ばかりする両親がいる。アヤリさんは実家での家族関係をそう説明した。
青柳 貴哉
※本記事は『Z世代のネオホームレス 自らの意思で家に帰らない子どもたち』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
注目のセミナー情報
【事業投資】1月13日(火)開催
トップ経営者が実践する節税方法を公開!
「即時償却による節税」×「想定利回り9.6%以上」×「手間なし」
無人運営コワーキングスペース「マイクロFCオーナー制度」の全貌
【国内不動産】1月17日(土)開催
建築会社だから実現する安定利回り6%・短期売却で30%超のリターン
東京23区で始める「土地から新築RC一棟投資」実践法
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
