前週は一時「円安米ドル高」が進行する場面も
為替市場では、11⽉の⽶サービス業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を上回ったことで、⼀時1⽶ドル=154円台まで円安⽶ドル⾼が進⾏する場⾯があったものの、⽇⽶⾦融政策決定会合を控え持ち⾼調整の円買いが優勢となり、18⽇にかけて上値の重い展開となりました。
その後、タカ派的なFOMCとハト派的な⽇銀会合を受け、⽇⽶⾦利差の拡⼤を意識した円売り⽶ドル買いが優勢となり、20⽇は1⽶ドル=157.95円と13⽇(153.02円)に⽐べ⼤幅な円安⽶ドル⾼となりました(図表1)。
年末は市場の流動性が低下するため、相場の急変動に注意
海外ではクリスマス休暇に⼊ることから、市場参加者が注⽬する経済指標は特段ないことに加え、国内では植⽥⽇銀総裁の講演が予定されているものの、⾦融政策決定会合から間もないことから、記者会⾒での発⾔内容から⼤きな変化はないと考えられます。
もっとも、年末は市場参加者の減少に伴う流動性が低下により、相場の値動きが⼤きくなる可能性がある点には注意が必要です(図表2)。
東京海上アセットマネジメント
※当レポートの閲覧に当たっては【ご留意事項】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【米ドル円】東京海上アセットマネジメントが注目…12月第4週の為替相場にインパクトを与える「重要な経済指標」』を参照)。
※本記事は東京海上アセットマネジメントの「TMAMマーケットウィークリー」の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が文章を一部改変しております。
※全文は「TMAMマーケットウィークリー」をご確認ください。
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