12月20日の日経平均株価は上昇して始まりましたが、その後は前日の米フィラデルフィア半導体指数の大幅続落を受けて半導体関連銘柄の一角が売られるなか、プラス圏でもみ合う展開となりました。後場に入ると、日経平均株価は前日終値を挟んで一進一退も、前日比111.68円安の38,701.90円で安値引けとなっています。米ナスダック100指数の先物「Eミニ・ナスダック100」をはじめ、米株価指数先物の下落が投資家心理を悪化させたようです。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが105銘柄、値下がりが115銘柄、変わらずが5銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、信越化学工業〈4063〉、HOYA〈7741〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、TDK〈6762〉、住友不動産〈8830〉、トヨタ自動車〈7203〉、オリンパス〈7733〉、バンダイナムコHD〈7832〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は27億1,900万株、売買代金は5兆7,153.43億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、不動産業、石油・石炭製品、輸送用機器械、建設業、ガラス・土石製品などが上昇した一方、銀行業、その他製品、空運業、海運業、精密機器などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がサイボウズ〈4776〉で+500円(+23.32%)の2,644円、2位がマーケットエンタープライズ〈3135〉で+150円(+18.43%)の964円、3位がミガロホールディングス〈5535〉で+226円(+15.10%)の1,723円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がKADOKAWA〈9468〉で-700円(-15.95%)の3,689円、2位がチェンジホールディングス〈3962〉で-126円(-9.16%)の1,249円、3位が東邦亜鉛〈5707〉で-48円(-8.14%)の542円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは44銘柄、年初来安値を更新したのは25銘柄でした。
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