参加したストロープワッフル作り……観光地の「嘘」
私たち(DutchNews.nl)のコラムニストであるモリー・クエル氏は、観光客を相手にする場所が、興味深い真実があるにもかかわらず、なぜ嘘をついて顧客を楽しませようとするのか疑問を抱いている……。
──数週間前、私はアムステルダムのレンブラント広場でストロープワッフル作りのワークショップに参加した。その会場は夜はクラブとして使われており、鏡張りのバスルームやカラフルな照明、ベルベットのソファが備わっていて、暗がりでもソファがベタついているのが分かるような場所だった。
家族が町に来ていて、彼らがストロープワッフル作りを学びたいと言ったので、私は仕方なく付き合うことになった。ストロープワッフルを作ったことは一度もなかったが、自分でも作れるようになることを期待していた。しかし、チケットをチェックしていたのは、明らかに二日酔い状態の10代の少年で、しかも日曜の朝だったため、彼が持つであろうパン作りのスキルにまったく信頼が持てなかった。
私たちはホテルを抜け、いくつもの階段を上り、数時間前までクラブとして賑わっていた場所に案内された。どうやら機転の利くマネージャーが、夜は観光客相手に儲け、昼間はそのダンスフロアを料理教室として使う方法を見つけたようだ。