相続した実家を賃貸物件として運用したケース
相談者情報
居住地:愛知県名古屋市
性別・年齢: 50代 男性(Cさん)
相続地:愛知県津島市
不動産情報
構造:木造
築年数:40年
相談の経緯
Cさんは母親が亡くなったことにより実家を相続しました。しかし、すでに名古屋市内に自宅があるため、実家の活用方法に悩んでいたところ、紹介を受けて相談。
不動産の背景
立地:住宅地にあり、周辺にはスーパーや病院など生活利便施設が整っている住環境の良い場所。
地域特性:名古屋への人口転出が続いており、地域全体の需要は限られている状況。
出口戦略
通常の賃貸運用ではなく、特定の用途(障がい者グループホーム)を想定することで、賃料を相場の2倍に引き上げることに成功しました。
活用方法:不動産を修繕し、賃貸物件として運用することを決定。
賃料:通常の戸建賃貸物件では月10万円前後の賃料相場のところ、障がい者グループホームにすることでリフォーム工事費は発生しましたが、約2倍の賃料で契約成立。
実務の進行
地元の専門家と連携し、以下の手続きを実施しました。
※自宅の片付けについてはCさん自身で対応。障がい者グループホームへの提案および交渉は担当コンサルタントが対応しました。
不動産の賃貸
賃貸借契約:不動産会社が担当
リフォーム工事:工務店が対応。障がい者グループホームとしての仕様に改修
消防工事:消防基準を満たすための工事を工事業者が実施
まとめ
相続した実家を賃貸物件として活用する場合、用途やターゲットを工夫することで収益性を向上させることができます。Cさんのケースでは、障がい者グループホームという特定用途での活用が大きな成果を生みました。
円満に実家じまいを終わらせるコツ
実家じまいを行うには煩雑な手続きが伴います。しかし、問題を先送りにする事は、所有者ご本人の機会損失に繋がります。
選択肢が多いうちに、具体的な実家じまいの計画と行動をおこなってください。これは、いつか必ず誰かがやらなければいけないことです。
実家じまいは感情的にも労力的にも大変ですが、家族との話し合いや計画的な進行、専門家のサポートを活用することで円満に進めることができます。焦らず、慎重に進めることを心がけましょう。
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