自作のPOPを部屋に飾ってメリットをアピール
実感がわかないまま、新築木造アパートのオーナーになり、最初の課題は1つの空室を埋めることでした。
10月に契約した際、管理会社から「何とか年末までには埋めたいですね」と言われていて、特に心配していなかったのですが、なぜかその1室が空いたままで年を越してしまいました。
当時その物件には「家賃保証」の制度はなく、入居者がいなければ収入はゼロ。
6室中の1室分は6万円ですから、月々のキャッシュフローに大きなインパクトを与えてきます。そこで不動産関係の本、特に満室経営について書いてあるものを読みあさりました。
部屋の中にPOPを置きなさいとあり、さっそく100円ショップで買い揃えました。エアコンやカラーモニター付きドアホン、インターネット使い放題であること、広いロフトや天井が高くて圧迫感がないことなど、自分のパソコンでメッセージカードを作成し、フォトスタンドを使ってオシャレに飾りました。さらにガイドブックまで作り、担当者に渡しました。
そうして6室すべてが満室になりました。
「やる気のあるオーナー」を嫌う管理会社も!?
後から別の管理会社の方に聞いた話ですが、セールスさんの考え方にもいろいろあって、このようにオーナーが客付けのために自ら物件へ足を運んで工夫を凝らすことが「やる気のある大家さん」として好印象を与える場合と、逆に客付けの現場を知らないのに独りよがりの施策を講じて的を外し、「細かいことを気にするうるさそうな大家さん」として受け止められる場合があるようです。
優秀な管理会社ほど、オーナーは経営的な判断をしてくれればよくて、後は私たちに任せてほしいというスタンスのようです。
【千葉市蘇我の木造アパート】