改善を行い、日々一歩ずつ前に進んでいく
「管理会社」「プロパンガス」「火災保険」「電子ブレーカー」「LED」と、物件取得後、もしくは取得する時点から考えておくべき材料についてお話ししてきました。私はこれらのことを、はじめからいっぺんにできたのかというと、そんなことはありません。
1棟ずつ購入しながら、日々のつまずきと出会いがあり、少しずつ前に進めて来ました。その結果として今があります。
利回りと金利でキャッシュフローをシミュレーションし、物件を購入した後も常に毎月の実績をチェックしています。そして、改善の余地はどこにあるのかを模索し続けることが、新たな気づきや出会いを呼び寄せてくれるのです。
大抵の場合、経営改善には初期投資が必要になります。満室にするためにモデルルームを作ったり、新しい設備を導入する場合の費用です。この初期投資を何年で回収できるかをよく考えて実施に踏み切ることが肝要です。
一方で、やってみなければわからない、数字だけの判断は難しいということもあります。そんな時こそ、長期的視点・広い視野でみる経営者の判断が問われます。
「大きな果実」を実らせ続けることも可能
「やるべきことをやりきっているか?」
この言葉を、私は常に自分に問いかけてきました。
今できる最善を尽くすこと。そして自分だけで抱え込まず、しかるべき人に相談すること。さらに、積極的に出会いを求め続けること。
これらが、現在の結果につながって来たと信じています。
不動産投資の基本はシンプルです。物件を購入する基本と、経営を改善する基本をきっちり押さえるだけです。幹を固めて、地盤と栄養を整え、美味しい実がなるように一歩だけ踏み出しましょう。
少しでも長く、少しでも大きな果実を実らせ続けることが、賃貸経営の醍醐味です。
Do your best!