U・I・Jターン層が地域に定着する人材の獲得につながる
U・I・Jターン採用のメリットの1つは、地元への定着を視野に入れた人材を獲得できることです。U・I・Jターン層は、一度は都市部で暮らしながらも、地方への就職・転職を希望しているという特徴があります。
とくにUターン人材は、生まれ育った地域で家族や友人たちに囲まれ、安心して働ける環境が手に入るため、長期的な定着が見込めることが、企業側のメリットになり得ます。
また、東京などの都市部で働いていた経験を持つ人を採用することで、都市部の働き方や業務プロセスなどを取り入れるきっかけになり、地方企業の経営を高度化させることにつながります。
人の流入がない状態が長く続くと、企業は業務内容や価値観が固定化し、成長しなくなります。変化や成長のない状態を打破するためにも、新たな人が入ることは重要であり、そのなかでもU・I・Jターンのような地域外の採用はよい刺激になります。
この層の採用は、求職者に生き生きと働いてもらうためのきっかけにもなります。都市部から地方に移住して働くことを選択する人のなかには、都市部で働くことに疲れた人も多く、環境を変えることで仕事と向き合う意識も変わります。
私が広告制作に携わってきた企業でも、都市部で働くことに疲れたり飽きたりした人が、地方の企業に入社することで生まれ変わり、水を得た魚のように仕事に励むケースをよく見聞きします。
地方企業でモチベーションが高まる理由の1つは、企業からの期待です。地方企業は基本的には変化に飢えていますので、新たに入って来る人を歓迎します。都市部でどのような仕事をしているかにも関心が高く、いろいろと教わろうとします。
そのような期待に応えたり、1つひとつのことを新鮮にとらえ、喜んでくれたりすることがモチベーションを高めるのです。
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