(※写真はイメージです/PIXTA)

米大統領選挙でトランプ氏の再選が決定し、「米ドル円」に対する世の中の関心はかつてないほどに高まっています。そこで、来週の米ドル円相場の動向に影響を与えそうな「注目の経済指標」について、東京海上アセットマネジメントが解説します。

円安進行も、米株安を嫌気して軟調な展開

為替市場では、次期トランプ政権の政策による中⻑期的なインフレ圧力や財政赤字の拡大を見込んで米⻑期金利が上昇。加えて、複数のFRB高官からインフレの上振れリスクに対する懸念や、利下げペースについて慎重に判断する考えが示されたことなどから、日米金利差の拡大を意識した円売り米ドル買いが優勢となりました。

 

15日には1米ドル=156.84円と、8日(153.13円)に比べ円安米ドル高となりました(図表1)

 

出所:Bloomberg
[図表1] ドル円と⽇⽶⾦利差 出所:Bloomberg

 

次ページ来週は、10⽉の全国CPIなどに注⽬

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