(※写真はイメージです/PIXTA)

豊かな老後を送る目的で資産形成を行っている人も多いでしょう。リタイア後は夫婦で海外旅行を楽しんだり、仲間とゴルフを楽しんだりと計画するのは楽しいものです。しかし、それらは全て健康な身体でなければ行えません。本記事では、CFPなどの資格を持つトータルマネーコンサルタントの新井智美さんが、健康寿命を延ばすことの大切さについて解説します。

健康寿命を延ばすコツとは

いくらお金があっても、身体が原因で行動が制限されると楽しみもありません。達也さんは恵子さんの事もあり、自分の健康寿命を延ばすことに取り組んでいます。

 

具体的には「朝起きたらストレッチを10分程度行う」ことや、「天気のいい日は自宅の周りを30分程度散歩する」などです。また、ボランティア活動に取り組みいろんな人との交流を深めることで、気分転換にもなります。

 

また、ちょっと調子が悪いなと思ったら無理をしないことも忘れていません。

 

現在80歳を迎えた達也さんは定期的な検診を行っているものの、特に異常はありません。ただ、疲れやすくなったことや、昨年熱中症になったこともあり、体調管理には気を付けています。

健康であってこその生活

恵子さんが入院していた5ヶ月間、達也さんは出前やできあわせの惣菜で食事をすませていたことから、痩せてしまったこともあり、現在では食事にも気を付けています。買い物は相変わらずデパートで済ませる生活ですが、恵子さんのためにもできるだけ長く生きていようと思っています。自分が亡くなった後、恵子さんが一人で暮らせるかどうか心配だからです。

 

ボランティア活動の仲間からは高齢者施設の利用にはお金がかかると聞いており、子どもにもなかなか頼れないという実態があることも理解しています。今では恵子さんも一緒にストレッチを行うなど、少しずつ身体を動かすことを心がけているようです。

 

60歳を過ぎても定期的なトレーニングを続けている人や、ジムに通い有酸素運動を行っている人を良く見かけます。また体操教室などに通うことで新しい友達ができ、楽しく過している人もいるでしょう。ただ、それは続けなければ意味がありません。三日坊主にならないためにも、自分を甘やかさない姿勢が大切です。

 

また、自分に合ったトレーニング方法を見つけることも重要なポイントです。1人で集中して運動したい人、仲間と一緒に運動したい人で選択肢は異なるでしょう。

 

いくらゆとりのある老後生活のためにお金を貯めていたとしても、健康でなければ楽しめないことが多くなります。最後に行ったスイス旅行が最後の旅行になるとは考えもしなかった達也さん。もっと早く健康でいられることのありがたみを知っておくべきだったと思うばかりです。

 

 

 

新井智美

トータルマネーコンサルタント

CFP

 

注目のセミナー情報

​​【国内不動産】11月9日(土)開催
実質利回り15%&短期償却で節税を実現
<安定>かつ<高稼働>が続く
屋内型「トランクルーム投資」成功の秘訣

 

【海外不動産】11月12日(火)開催
THE GOLD ONLINEセミナーに
「アンナアドバイザーズ」初登壇!
荒木杏奈氏が語る「カンボジア不動産」最新事情

 

​​【国内不動産】11月14日(木)開催
社長登壇!アパート4棟所有、資産3億円!
“入居者に選ばれ続けるアパート”が成功のカギ

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録