9月の「米雇用統計」を振り返る
9⽉の⽶雇⽤統計を振り返ると、⾮農業部⾨雇⽤者数は前⽉差+25.4万⼈と市場予想を上回ったほか、7⽉、8⽉の2ヵ月分が計+7.2万⼈上⽅修正された点も考慮すると、底堅い内容だったといえます。
また、失業率はサーム・ルール(※)に抵触した7⽉の4.3%から9⽉に4.1%へ低下し、失業率からみた景気後退懸念はいったん和らいだ格好となりました(図表4)。
※ 失業率の過去12ヵ月平均の最低値に対して直近3ヵ月平均が0.5%を上回ったときに景気後退が始まるとされる
また、ハリケーンによる労働市場への悪影響が懸念されていたものの、直近2週間の新規失業保険申請件数は減少しており、労働市場への影響は⼀過性のものであった可能性を⽰唆しています。こうしたなかで、市場では10⽉の失業率は9⽉から横ばいとなることが予想されています(前掲図表2)。
市場予想どおりの結果となれば、FF⾦利先物が織り込んでいるように、11⽉、12⽉のFOMCでそれぞれ0.25%の利下げが決定されると考えられます(図表5)。
東京海上アセットマネジメント
※当レポートの閲覧に当たっては【ご留意事項】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【米ドル円】東京海上アセットマネジメントが注目…10月最終週の為替相場にインパクトを与える「重要な経済指標」』を参照)。
※本記事は東京海上アセットマネジメントの「TMAMマーケットウィークリー」の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が文章を一部改変しております。
※全文は「TMAMマーケットウィークリー」をご確認ください。
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