当然、現役時代と老後は同じ支出を保てない
一度贈り物をはじめると、止めることができなくなってしまったAさん。現役時代の収支と老後では大きく異なることをしっかりと実感すべきでしょう。自分の持っているお金以上のことはできません。現役時代は足りない分があれば、働くことで賄えていたかもしれません。しかし、老後になってからの収入増は年齢的にも見込みは立ちづらいでしょう。資産運用などで収入を増やす手もありますが、まずは目前の問題の根本原因を解決すべきです。
お願いした経緯があったとしても、理由をきちんと伝えれば、わかってもらえるはずです。Aさんが勇気を出して、一歩を踏み出してほしいと願うばかりです。
<参考>
※2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査
https://www.jili.or.jp/files/research/zenkokujittai/pdf/r3/2021honshi_all.pdf
三藤 桂子
社会保険労務士法人エニシアFP
代表
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