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年金も貯蓄も十分だが…92歳女性が感じる「耐えがたい孤独」
東京都内の分譲マンションで一人暮らしをする栄子さん(仮名)は、現在92歳。若いころに結婚し、専業主婦として家庭を支えてきました。会社員だった夫は最後には役員まで出世し、そのおかげで現在の栄子さんの年金収入は、遺族年金を含め月およそ22万円あります。夫からの相続もあり、貯蓄は約3,000万円。周囲からみれば、「老後資金の心配はまったくない」と映るでしょう。
子どもは62歳の一人息子がいます。定年後も継続雇用で働いていており、車で1時間ほどの場所に、妻と子どもと暮らしています。「2週間に1回くらいは電話をくれるんですよ。『元気?』って」そういって栄子さんは微笑みますが、実際に会うのはお正月くらい。「なにかあれば来てくれるとは思うけど、仕事もありますしね。迷惑はかけたくないんです」――そういって、自分から一定の距離を保っています。
栄子さんの生活が大きく変わったのは、5年前のこと。5歳年上の夫が92歳で亡くなりました。60年以上、人生のほとんどをともにしてきた伴侶でした。若いころも、老後も、「二人で乗り越える」が当たり前だった日々。その相手を、人生の最終盤で失ったのです。
周りには、早くに夫を見送り、その後の人生を自由に楽しんでいる友人もいました。しかし栄子さんの場合、長い年月を共有してきた分、喪失感はより深く胸に残ったといいます。
「話し相手がいないというより、分かち合う相手がいない感じなんです」
夫を見送ったあと、気づけば同世代の友人とも次々に別れを経験しました。兄弟もすでに他界し、年賀状を出す相手は、年々減っていきます。「残っているのは私だけみたい。長生きなんてするもんじゃないわ」――つい、そう考えてしまう瞬間が、増えていきました。
追い打ちをかけるような出来事が起きたのは、そんな最中でした。夜中、トイレに行く途中で転倒し骨折。痛みに耐えながら、警備会社の見守りサービスの緊急ボタンを押し、救急搬送されました。手術とリハビリを行い自宅に戻れたものの、要介護2の認定を受けました。
いまでは一人で外出することが難しく、月2回の通院は車椅子で介助を受けています。「前は散歩に出るだけでも気が晴れたのに、それもできなくなりました」自由に外へ出られない生活が、孤独感に拍車をかけています。
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