為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。9月24日に中国人民銀行による景気刺激対策が発表され、中国の内需回復への期待が高まったことで、豪ドルは対円で上昇しました。27日に自民党総裁選挙が行われ、事前予想に反して石破氏が選出されたことから、急速に円高米ドル安となる場面がありました。その後は、10月2日に行われた石破首相と植田日銀総裁の会談後の記者会見で、石破首相が日銀の追加利上げに慎重な姿勢をみせたことや、4日に発表された米国の9月の雇用統計によって米国経済の堅調さが示され、11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での大幅な追加利下げ観測が後退したことで、円安米ドル高となりました。これらを背景に豪ドルは対円で上昇しました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、上昇しました。9月24日に中国人民銀行による景気刺激策が発表され、中国の内需回復への期待が高まったことで、豪州3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。その後、10月1日に発表された豪州の9月の小売売上高が市場予想を上回り、豪州の早期利下げ観測が後退したことや、4日に発表された米国の9月の雇用統計では米国経済の堅調さが示され、11月のFOMCでの大幅な利下げ観測が後退したことなどによって、豪州3年国債利回りは上昇しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『「円安・米ドル高」などにつれて、豪ドルは「対円」で上昇 ~ここ2週間のオーストラリア・マーケット【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
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